S様
娘は3年生の2月から1年間、セカンドステージクラスでお世話になりました。
母親の私が聖心に通わせたいという思いよりも娘自身が聖心に通いたい!絶対に合格したいという思いが最初から強かったせいか、日々の学習について親としてはあまり悩むことはありませんでした。学習を始めた2月から、誰の為でもなく自分の為の学習と自覚し取り組んでいたように思います。
それでも、今まで書いた事の無い新聞の要約には苦労し、最初の1行どころか1文字も書けないという事が2、3ヶ月続きました。この状態で1月の試験に臨めるのか本当に心配でした。しかし心配しているだけでは何も始まりません。親の私もスクラップブックを1冊作り、どのようにまとめたら良いか書いてみせました。毎週の授業でお友達の要約の発表を見聞きする事も娘には刺激になったようです。最初は書く事が苦手だった娘も少しずつやる気を出し、時間に余裕のある夏休みには1日も休むことなく毎日200字の要約に取り組みました。そして秋頃には私よりもずっと上手にスラスラ書く事が出来るようになり安心して試験当日を迎えることが出来ました。
学習について今思えば1年間順調に進み、大きな壁にぶつかる事はありませんでした。
しかし、セカンドステージの試験は一般的な中学入試とは違い、公開されている情報が少ない為、合格ラインへの距離感が掴みにくく、度々不安になる事もありました。
また聖心の試験は、点数を取るだけでは合格をいただけないという事も気がかりでした。
疑問な点、不安な点が出てくる度に吉川先生にお尋ねしました。セカンドステージへ多くの合格者をお育てになった吉川先生のご経験に基づくご指導はいつも励みになり母娘共々、心の支えとなりました。
また、母親同士もいつも助け合って過ごせた事も1年を通し大きな支えとなりました。いつも互いの悩みを分かち合い、学習に役に立つ情報があれば皆で共有しました。誰もがグループ全員の合格を願っていました。
本来は娘と同じ狭き門を目指す受験生の親同士であるのにも関わらず、親同士が仲良く支え合うことが出来たのは、吉川先生が子供達を互いに競わせたり成績の良し悪しで差別する事なく、グループ全体で協力し合いながら伸びて行くようご指導してくださっていたおかげです。
決してライバルという関係ではなく、同じ目標を志す仲間として娘達だけではなく母親同士も助け合えた事で心にゆとりを持つ事が出来ました。
1番不安な試験当日も、リトルワンズの仲間が居たからこそ落ち着いて試験や面接に臨む事が出来たのだと思います。
この1年、娘の受験を通して親としてもたくさんの気付きがありました。
夫婦で子供の教育、将来について深く考え娘に必要な事、どんな女性に育って欲しいかという事を話し合い、思いを1つにした事で家族としての絆も深まったように思います。
目標に向かって必死に努力する娘の姿は時にまぶしく、涙が出そうになる瞬間が幾度もありました。
そんな娘を家族全員が一致団結し支える事が出来た時間は実に尊く愛おしいものでした。
吉川先生、そしてリトルワンズの素敵な仲間達と出会えた事に心より感謝しております。
これからも喜びのバトンが末長く続きますようお祈りしております。 |